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八朔の雪 19

☆遅くなりましてすみません。子供達と相方がインフルエンザになり、良くなったころにだった私がもらってしまいました。そんなこんなで短い更新となってしまいましたが、読んで頂けたら嬉しいです☆












「んっ……」








ことはの唇から漏れた吐息が、まるでどこか遠くで聞こえたように丈瑠には感じられた。




ささやかに触れた唇が震える。




それを悟られまいと、丈瑠はさらに深くことはの唇に自身の唇を重ねた。








一瞬、ことはの手に力が籠った。




丈瑠はその手を力強く繋ぎ止める。




決して、逃げぬよう、逃がさぬよう、強く。








……離さない…………。








柔らかく熱を帯びたことはの唇に、丈瑠は溺れそうになった。




しかし、そんな丈瑠をことはのうめき声が現実へと引き戻した。








「うぅ……っあぁぁぁぁぁぁ……」








そして、その場をつんざくような叫び声をあげると、抑えつけていた丈瑠をあり得ない程の力で突き飛ばし、胸を抑えうずくまり、激しく咳込んだ。




「ことは!!」




丈瑠は苦しそうにうずくまりながら咳込むことはの背に手を置くと、彼女の肩がびくりと大きく跳ねた。




その刹那、彼女の口から欠片のような何かが吐き出されたのだった。













☆短かったですよね。しかも悲しくなる程文才がなく、落ち込んでしまいそうです☆








☆ころちゃん様…遅くなりましたが、本年も宜しくお願い致します。今年も妄想全開でいきたいと思います☆




☆文の母様…大変な年明けとなってしまいましたが、今年も私の妄想にお付き合い頂けると嬉しいです☆













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プロフィール

南 ユキ

Author:南 ユキ
シンケン妄想小説置き場です


朴路美さん見たさにシンケンを見て、殿にハマった……大人です。
そして、妄想が膨らみ、殿×ことはの小説なんぞを書かせて頂いてます。

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