あなたの隣にいるために 5
☆毎日、天気の悪い日が続いていましたが、今日は天気が良く気分がいいです。……さて、少しではありますが、更新できました。ようやく、殿様参上です☆
流ノ介は、繋いだ手をそのままに、少し前まで話していた女性の元へとことはを連れて行った。
「とりあえず……俺達のことはバレてないみたい…だな」
千明は、大きく息を吐くと、顔はそのまま前を向き、源太へとそう声を掛けた。
「ことは連れてってどうすんだろ?まぁ、とりあえず、ここに丈瑠がいなくて良かったよな~。ことはの手を流ノ介が握ってる姿なんて見たら……」
「見たら?」
「そりゃあ、流ノ介にシンケンマルが突き立てられるっしょ」
「そうか。ならば、その言葉通りにするか」
「丈瑠っ!!!!」
源太に話しているつもりでいた千明は、それとは違う、低く通った…そして静かではあるが怒気を含んだその声に、すぐさま振り返ると、目の前に立つ相手を見て凍りついた。
そこにいたのは、明らかに不機嫌な表情を浮かべた、自分達の主であった。
「た、丈ちゃん、落ち着けって、な?…とにかく、落ち着け」
源太は、丈瑠の足元で青い顔をしながら尻餅をつき、丈瑠に向かって情けない声を出していた。
「慌てているのは、お前達だろう。何で流ノ介がことはの手を取っている?事と次第によってはお前達も斬る」
……お前達もって事は、流ノ介を斬るのは前提なわけだ。
顔を強ばらせながらも、千明は心の中で、相変わらずの丈瑠の嫉妬に呆れながら呟いた。
「納得できませんわ」
一触即発の千明達の耳に、甲高い女性の叫びにも近い声が響いた。
その声は、ことはのものではなく、そのことはの目の前にいる女性のものであった。
「失礼ですが、そちらの方は梨園にご関係の方でいらっしゃいますの?」
「いえ…彼女は、そういった関係では……」
「では、どちらかのご令嬢で?」
彼女の矢継ぎ早の質問に、流ノ介はたじろぎ、ことはは、圧倒され口を開けずにいた。
「質問を変えますわ。流ノ介様、いったい、わたくしのどこが、こちらの方より劣っているとおっしゃるのですか?」
その質問に、真っ先に反応し体を強ばらせたのは、流ノ介でもことはでもなく、丈瑠だった。
☆ベタな展開になりそうな……。でも、そんなベタな話が好きな南です。さて、殿さま、ことはちゃんの心中やいかに!?……次回も気長にお待ち頂けると有難いです☆
☆ころちゃん様……お久しぶりです。覗きに来て頂けるだけでも、とても嬉しいです。ありがとうございます☆
流ノ介は、繋いだ手をそのままに、少し前まで話していた女性の元へとことはを連れて行った。
「とりあえず……俺達のことはバレてないみたい…だな」
千明は、大きく息を吐くと、顔はそのまま前を向き、源太へとそう声を掛けた。
「ことは連れてってどうすんだろ?まぁ、とりあえず、ここに丈瑠がいなくて良かったよな~。ことはの手を流ノ介が握ってる姿なんて見たら……」
「見たら?」
「そりゃあ、流ノ介にシンケンマルが突き立てられるっしょ」
「そうか。ならば、その言葉通りにするか」
「丈瑠っ!!!!」
源太に話しているつもりでいた千明は、それとは違う、低く通った…そして静かではあるが怒気を含んだその声に、すぐさま振り返ると、目の前に立つ相手を見て凍りついた。
そこにいたのは、明らかに不機嫌な表情を浮かべた、自分達の主であった。
「た、丈ちゃん、落ち着けって、な?…とにかく、落ち着け」
源太は、丈瑠の足元で青い顔をしながら尻餅をつき、丈瑠に向かって情けない声を出していた。
「慌てているのは、お前達だろう。何で流ノ介がことはの手を取っている?事と次第によってはお前達も斬る」
……お前達もって事は、流ノ介を斬るのは前提なわけだ。
顔を強ばらせながらも、千明は心の中で、相変わらずの丈瑠の嫉妬に呆れながら呟いた。
「納得できませんわ」
一触即発の千明達の耳に、甲高い女性の叫びにも近い声が響いた。
その声は、ことはのものではなく、そのことはの目の前にいる女性のものであった。
「失礼ですが、そちらの方は梨園にご関係の方でいらっしゃいますの?」
「いえ…彼女は、そういった関係では……」
「では、どちらかのご令嬢で?」
彼女の矢継ぎ早の質問に、流ノ介はたじろぎ、ことはは、圧倒され口を開けずにいた。
「質問を変えますわ。流ノ介様、いったい、わたくしのどこが、こちらの方より劣っているとおっしゃるのですか?」
その質問に、真っ先に反応し体を強ばらせたのは、流ノ介でもことはでもなく、丈瑠だった。
☆ベタな展開になりそうな……。でも、そんなベタな話が好きな南です。さて、殿さま、ことはちゃんの心中やいかに!?……次回も気長にお待ち頂けると有難いです☆
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